2022-02-13
長男の高校受験が終わり、
晴れて4月からの進路が決まりました。
長崎県立壱岐高校
ここが、長男の新しいステージです。
長男が小学校6年生の秋に、
たまたまテレビで見た山村留学。
あれから3年半。
必ず本人達の意見を聞きながら、
留学先を探し、
見学し、
体験して、
決めてきました。
時には探すのやめたり、
諦めそうにもなりました。
いつも必ず添えたのは
「留学しても、やっぱり静岡の方が良かったら、いつでも帰って来ていいよ」
「未来は、自分で選んでいいんだよ」
「未来は、自分で決めるものだよ」
という言葉でした。
高校進学に関しては、
さすがに長男も悩みました。
留学開始当初は、現在お世話になっている
里親さん宅は「1年限り」のお約束だったので、
高校も継続するなら他の家…だったのです。
しかし話し合いをして、引き続き受け入れてくれる事になりました。
長男は即決でした。
高校となると、3年間です。
次男も先に、静岡に帰ります。
それでも良いのか?と念押ししましたが、
本人は嬉しそうに「うん」と答えました。
そうは言っても、まだ14才(3月生まれ)。
不安がない訳ではないでしょう。
まぁ、
いざとなったら母がいる。
お母さんが助けてくれる。
帰る場所がある。
長男がそう思いながら、生きたいように生きていってくれればいいなぁ、と。
何より、彼には「お母さん」が2人もいて、
そして念願だった「お父さんもいる」暮らし。
壱岐のお父さんとお母さんは、
私には出来なかった環境を作ってくれて、
留学前には想像もしなかったような
成長をさせてくれました。
長男がどんな大人になるか分からないけど、
恩返しができる大人になってくれれば、親として本望です。
留学先を探していた2年間、
長く暗いトンネルを彷徨ってるような気持ちでした。
時には、それを探す事すら、
正解なのか、親のエゴなのか
悩む日もありました。
いろいろな意見もありました。
今となっては、その経験があったからこそ、
留学制度だけでなく、これからの教育の
多様性に目を向けていきたいと思ってます。
国内外の留学だけでなく、オルタナティブ教育やフリースクールも、決して特殊な選択ではない世の中になってほしいです。
※ オルタナティブ教育とは、従来とは異なった運営制度、進級制度、教科科目などを置いた教育制度。シュタイナー、イエナプラン、モンテッソーリなど。