里山留学とは?

ごあいさつ

「里山留学(山村留学)」
多くの方には、耳慣れない言葉だと思います。私も知ったのは約4年以上前でした。

でもその発祥は昭和51年。長野県で自然体験教室を始めた一人の元教師の元に、「長期で自然体験生活をさせてほしい」と集まった要望から、「山村留学」という制度が始まったのです。

そしてこの制度は過疎地域を中心とした全国に広まり、北海道から沖縄県まで、全国70以上の市町村で行われ、その留学制度を利用するのは、東京を中心とした都市部の子供たち。

しかし残念ながら、静岡県にはこの制度を導入している地域はありません。

静岡県にはない山村留学制度を、静岡県内の地域や自治体に推進し、子育てや教育に関わるご父兄や関係者の皆様に知ってほしいという思いで、この活動を始めました。

静岡県は、魅力あふれる地域です。奥深い山奥だけではなく海、山、川の豊かな自然、そして地の利も良く人里も近いことから「しずおか里山留学」と名付けました。現在の目標は2027年までに県内の3地域で里山留学(山村留学)がスタートすること。現在未就学の子供たちが小学生になり、将来の教育計画を考える頃に、選択肢のひとつとして選ぶことができる静岡県であってほしいという思いです。

2019年12月から始まったばかりの活動ではありますが、伊豆から浜松まで、県内のあらゆる地域にご説明に出向き、すでに検討を始めている地域もあります。これを機に、山村留学という制度や「しずおか里山留学」の活動を知っていただき、ご父兄への情報提供をいただければ幸いです。


天野多美子

代表理事 天野 多美子

2018年に山村留学制度を知り、息子たちの留学先探しが始まる。そこから2年かけて留学先を探す中、静岡県内に山村留学制度のある地域がないことを知る。
2020年11月、子ども達が留学を開始。子ども達の変化や成長ぶりから、親として山村留学の魅力じ、静岡県で山村留学を実施する提案を始める。
2021年2月、任意団体としての活動を開始。静岡県内での山村留学を「しずおか里山留学」とブランディングし、自治体や地域団体などに提案。同時に静岡県内における山村留学制度の認知度を上げるため、各種メディアや講演会などで普及活動をしている。
2022年5月、一般社団法人しずおか里山留学支援協会として法人登録。